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高久 玲音 著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2026.4 -- 498.13

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タイトル 医療崩壊の経済学
副書名 現代日本医療制度の再検討
著者 高久 玲音 著  
出版者 東京  慶應義塾大学出版会
出版年 2026.4
ページ数 13,326p
大きさ 20cm
書誌年譜年表 文献:p314~326
一般件名 医療制度 , 医療-日本 , 医療経済学
NDC分類 498.13
内容紹介 コロナ禍によってその綻びが露呈した日本の医療体制。データを活用して、「診療報酬」「医療保険制度」「医療提供体制」の三方向から日本医療制度の現状を俯瞰し、より効率的な政策の方向性を考察する。
ISBN 4-7664-3101-8
ISBN13桁 978-4-7664-3101-8
定価 ¥3000
本体価格 ¥3000

目次

第1章 序論
  1綻びはじめた日本の医療体制
  2本書の特色
第2章 わが国の医療制度の概観
  1医療提供体制の特徴
  2医療保険制度の特徴
  3コストコントロールの特徴
  4医療政策の地域性
  コラム1国民皆保険の隠れた意義
  コラム2地域別診療報酬
第3章 コロナ禍における病床逼迫
  1医療資源の把握
  2高度医療資源の集約化の考え方
  コラム3日本でもいち早く集約された周産期医療機能
第4章 初期の医療「経営」崩壊
  1新興感染症対応の経済学的特徴
  2分散型対応の実際
  3減収効果の異質性
  4「得意」な病院と「不得意」な病院
  5操作変数法による減収規模の推定
  6コロナ患者受け入れの限界効果
  7分析から得られる示唆
第5章 情報開示請求による病院のコロナ対応の解明
  1情報開示請求の概要
  2確保病床の規模別分布
  3幽霊病床をどう特定するか
  4小規模確保病床では「幽霊病床」が多い
  5病床補助金の配分は適正か
  6どんな病院の患者受け入れが低調だったのか
  7確保時期の非効率性について
  8得られた教訓は何か
  コラム4海外のコロナ対応
第6章 救急医療崩壊の経済分析
  1日本の救急医療体制
  2歴史的経緯
  3救急医療と病床機能の関係
  4断らない救急
  5救急応需率の地域差
  6コロナ禍での救急対応
  7全国的にも平時に強かった地域が有事に強い
  8将来に向けてどうするのか-急性期機能の集約化の規模感
  コラム5「点」で断らない救急を実施していた東京ベイ・浦安市川医療センター
第7章 プライマリ・ケアと医師のマンパワー
  1コロナ禍以降の診療所に対する風当たりの強まり
  2医師の年収の国際比較
  3開業医の報酬が高いことの根拠
  4報酬だけではない大事な視点-グループ診療とソロ診療
  5女性医師の増加
  6医師の偏在をどう考えるか
  7医学部入試の過熱
  8医師のマンパワー政策の将来
  コラム6コロナ禍でソロ診療所の課題がより明白に
第8章 分立した国民皆保険と健康管理
  1健康管理施策の二重行政
  2責任主体の分散と健康管理施策の地域差
  3健康管理とプライマリ・ケアの連携/情報共有
  4大企業の組合健保をどう考えるか
  5「一つの企業に長く勤める」と健康上もメリットがあるのか
  6企業の健康経営と保険料の議論を分離すべき
  7医療における社会保険料の「税化」をどう考えるか
  コラム7組合健保の解体が必要-日本医師会会長・武見太郎の主張
第9章 患者自己負担のあり方
  1医療保険制度の目的
  2エビデンスはどうなっているのか
  3年齢にかかわらない保険制度の設計
  42階建ての医療保険制度
  5価値に対応した自己負担の設定(Value‐basedInsuranceDesign)
  コラム8地域フォーミュラリ
第10章 学校感染症対策にみる「命」と「他の何か」のトレードオフ
  1健康の重要性
  2健康政策の欠落点
  3「命を守る」ことと「その他」のバランス
  4不可思議な学校感染症対策
  5予測はすれど振り返りはせず
  6第1波時の一斉休校に関する実証研究
  7顕著な当事者不在
  8「当事者不在」はオーソドックスな医療政策論の観点でも問題が大きい
  コラム9市民の満足度を定点調査し続ける台湾の医療政策
  コラム10回帰不連続デザイン
第11章 総括:医療政策の将来像
  1医療提供体制(入院)の改革
  2医療提供体制(外来・診療所)の改革
  3医療保険制度の改革
  4診療報酬改定一本足打法を超えて
  5医療政策に関する「国民の誤解」をどうするのか
  6医療政策に対する信頼が長期的に重要