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東野 将伸 著 -- 塙書房 -- 2025.3 -- 338.21

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タイトル 日本近世の金融と地域社会
叢書名 岡山大学文学部叢書
著者 東野 将伸 著  
出版者 東京  塙書房
出版年 2025.3
ページ数 11,463,14p
大きさ 22cm
一般件名 金融-日本 , 日本-歴史-江戸時代
NDC分類 338.21
内容紹介 近世中後期~明治前中期の地域における金融(地域金融)とその変容過程について、地域内の主体(小前・豪農等)・地域外の主体(領主・都市商人等)の各々による金融・立替の実態と、それらの相関関係を解明する。
ISBN 4-8273-1359-8
ISBN13桁 978-4-8273-1359-8
定価 ¥12000
本体価格 ¥12000

目次

序章 近世中後期地域社会研究の課題と地域金融論
  第一節地域金融論の研究史と課題
  第二節研究史上の課題と分析視角
  第三節本書の分析対象と構成
第一部 少額金融・グループ金融の存立構造
第一章 頼母子運営と村・豪農
  はじめに
  第一節分析対象の概要と対象地域における頼母子
  第二節頼母子の運営構造と資金調達機能
  第三節「引請人」の機能
  おわりに
第二章 寺院頼母子と檀家
  はじめに
  第一節三光寺の経営と頼母子
  第二節浄見寺の経営と百人講
  おわりに
第三章 質地売買と村・同族
  はじめに
  第一節簗瀬村の階層構成と同族団
  第二節簗瀬村における質地売買と村落共同体
  第三節同族関係と質地売買・質地慣行
  第四節簗瀬村における質地慣行の特質
  おわりに
第二部 豪農・地方都市商人の経営・金融と社会的ネットワーク
第一章 豪農経営と親族ネットワーク
  はじめに
  第一節本山成家の履歴と経営動向
  第二節豪農間の社会的ネットワーク
  第三節幕末維新期の親族意識と明治期の救済措置
  おわりに
第二章 近世後期から明治期における質屋業と高額貸付
  はじめに
  第一節備中国南西部における社会経済状況
  第二節山成家(簗瀬屋)の創設と経営動向
  第三節山成家(簗瀬屋)の「有物」(資産)と貸付内容の特質
  おわりに
第三部 領主財政・中央都市商人と地域金融
第一章 掛屋・大坂蔵元の立替機能と年貢銀収納
  はじめに
  第一節備中一橋領の年貢銀収納と掛屋
  第二節掛屋による銀札兌換と年貢銀立替
  第三節領主・大坂蔵元と掛屋
  おわりに
第二章 一橋徳川家の財政運営と幕府・所領
  はじめに
  第一節一橋家の所領分布と物成
  第二節一橋家財政の分類と一八世紀中後期の財政構造
  第三節寛政一二年度の「隠居所」財政と本邸財政
  第四節文化~天保期の財政構造
  第五節幕末期の財政構造
  おわりに
第三章 近世後期の地域経済と商人
  はじめに
  第一節備中国南西部における経済状況と流通構造
  第二節地方・大坂間の金融・決済関係における支配構造の規定性
  第三節備中国南西部における商品流通をめぐる対立構造と所領配置
  おわりに
終章 近世中後期の金融と地域社会
  第一節本書の総括
  第二節近世社会の変容と地域金融