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坂口 周 著 -- 松籟社 -- 2025.1 -- 910.26

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資料コード 請求記号 所蔵館 所蔵場所 資料区分 状態
106917131 /910.26/2983/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル 「世界」文学論序説
副書名 日本近現代の文学的変容
著者 坂口 周 著  
出版者 京都  松籟社
出版年 2025.1
ページ数 559p
大きさ 20cm
一般件名 日本文学-歴史-近代
NDC分類 910.26
内容紹介 「世界」という言葉は、「世界観」の語が示すように主観的意識も含意する。日本近現代文学の「世界」をめぐる展開をあとづけながら、近年の世界文学論流行の中で見失われてしまった主観的・心的な「世界」について考究する。
ISBN 4-87984-460-6
ISBN13桁 978-4-87984-460-6
定価 ¥3800
本体価格 ¥3800

目次

第一章 「世界」文学試論-貧乏的世界文学の系譜と村上春樹
  一世界文学論の流入と整形
  二二〇世紀文学「世界」の変容-<ゆらぎ>から<ポップ>へ
  三日本近代における「世界」文学の形成
  四環世界と貧乏性
  五動物的世界への感情移入-志賀直哉と大正作家たち
  六「世界の像」を描く作家-村上春樹文学の「世界」構造
  七理論としての「世界」文学
第二章 「世界」表象の歴史と近代小説の形成
  一問題設定としての「世界」
  二「世界」の濫用-一九八〇年代
  三顕現する「世界」の捻れ-戦後文学とアイロニー
  四「世界像」の時代と小説の機構
  五俯瞰する眼-自由意志と自然(環境)、そして想像力
  六反「世界」期の一九世紀末と日本近代文学
第三章 近代文学の現象学的転回
  一世界文学vs比較文学
  二日本的「自然主義」を導くコード
  三現象学的転回と写生
  四「世界」を分かつ翻訳-森鷗外「舞姫」再読
  五「新しい女」と「宿命の女」
  六「世界」を縁取る<女>の表象
  七同情を拒む「演技者」たち
第四章 感情移入の機制-他なる「世界」に生きる<演技>
  一「私」を演じる「私」-私小説演技説
  二不確定な世界像
  三感情移入美学とは何か-「同情」の美と倫理
  四「非人情」という感情移入
  五empatheticな美学の胎動
  六国木田独歩「忘れえぬ人々」再考
  七他者を「哀しむ」こと-解離の美学
  八「没理想論争」の止揚
  九試される「共感」の力-現代文学と新「人間主義」
第五章 小説家としての正岡子規-先駆する「写生」
  一子規の小説史
  二子規の現象学的転回
  三歩行と現前-動的に「写生」する
  四ヴァーチャリティの描写
第六章 現代文学と<想像力>の問題-村上春樹の場合
  一象の話
  二「純粋」への希求と不可能性
  三想像力の消滅
  四世界の消滅
  五想像力論の戦後史的背景
  六大江健三郎と八〇年代的想像力
  七村上春樹以後の想像力の更新
  八二一世紀の「世界文学」時代へ-想像力の想像的回復の夢
終章 「世界」の消滅のあとさき-<経験的-計算論的二重体>の時代に
  一おさらい-<経験的-存在論的二重体>に至るまで
  二思想としての映画メディアの全盛
  三持続可能でマジカルな現実の世界
  四ビデオゲーム的主体性
  五<経験的-計算論的二重体>と現代小説
  六終わらない「世界」文学