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藤井 典子 著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2024.10 -- 337.21

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タイトル 徳川期の銭貨流通
副書名 貨幣経済を生きた人々
著者 藤井 典子 著  
出版者 東京  慶應義塾大学出版会
出版年 2024.10
ページ数 19,323p
大きさ 22cm
書誌年譜年表 文献:p303~315
一般件名 貨幣-日本 , 貨幣制度-日本 , 日本-歴史-江戸時代
NDC分類 337.21
内容紹介 東日本圏の史料を渉猟し、旅日記や庄屋の大福帳など、江戸時代に生きた人々の息遣いが聞こえる一次史料から生活実態にアプローチ。職人、労務者、農民など庶民の優れた金銭感覚の源泉を探り、近世貨幣流通史に一石を投じる。
ISBN 4-7664-2994-7
ISBN13桁 978-4-7664-2994-7
定価 ¥5000
本体価格 ¥5000

目次

第1章 徳川期の貨幣制度と銭貨
  1徳川期銭貨の特徴
  2銭貨の歴史からみた徳川期の特徴
  <コラム1銭さし>
  3徳川幕府の「三貨制度」
  4銭貨研究の歩み
第2章 田沼期の銭貨流通と金銭相場
  1銭貨政策の転換期
  2江戸および周辺農村部の金銭相場
  <コラム2慶応義塾大学文学部古文書室所蔵野村兼太郎収集史料>
  3田沼期の銭貨にみる政治的事情
第3章 銭座運営体制変更にみる銭貨の鋳造・流通管理
  1金座鋳銭定座における金座人の役割
  2金座鋳銭定座における銭貨流通管理
  <コラム3江戸の銭両替>
  3銅の確保における御用地金問屋の役割
第4章 田沼期水戸鋳銭座の経営
  1水戸鋳銭座の経営組織
  2鋳銭座職人の製造工程
  3水戸藩鋳銭にみる職人の雇用事情
第5章 年貢貢納にみる銭貨の使われ方
  1年貢貢納史料に記載される貨幣単位
  <コラム4「永」と「鐚」>
  2徳川後期の年貢史料における貨幣単位の変化
  <コラム5天保通宝百文銭発行に関する一仮説>
  3幕末維新期の年貢史料にみる「両から円」への移行過程
第6章 幕末期の銭貨流通
  1幕末期の銭貨をめぐる諸問題
  <コラム6幕末のインフレーションと貨幣に関する研究動向>
  2幕末期貨幣在高の推計と観察
  3幕府が払い出した金銀銭貨の使途
  4小菅銭座における鉄一文銭の鋳造と払出
  <コラム7幕末の銭貨鋳造と大砲鋳造>
第7章 明治期初等教育史料にみる「貨幣」の学び
  1文部省編纂『小學讀本』による貨幣教育
  2『明治七年八月改正小學讀本』にみる貨幣政策上の課題
終章 徳川期銭貨とともに「貨幣経済を生きた人々」