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岩本 知恵 著 -- 春風社 -- 2024.3 -- 910.268

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資料コード 請求記号 所蔵館 所蔵場所 資料区分 状態
106878788 /910.26/2946/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル 安部公房と境界
副書名 未だ/既に存在しない他者たちへ
著者 岩本 知恵 著  
出版者 横浜  春風社
出版年 2024.3
ページ数 284p
大きさ 20cm
個人件名 安部 公房
NDC分類 910.268
内容紹介 境界は様々な場所にある。しかし、捉えようとすればするほど、その存在は曖昧になる。ならば、境界とは一体何なのだろうか。境界と身体に着目し、安部公房作品を様々な境界を問い直し攪乱する実践として論じる。
ISBN 4-86110-940-9
ISBN13桁 978-4-86110-940-9
定価 ¥4000
本体価格 ¥4000

目次

序章
  一安部公房と境界
  二境界とは何か
  三境界とクィア理論-二分法が取りこぼす差異の可視化
  四本論の方法と目的-「名づけない」文学
  五本論の構成と概要
第一章 変形する身体境界-「赤い繭」論
  はじめに-変形譚・メタファー・身体認識
  一国民把握の単位としての「家」
  二取り締まられるべき身体
  三法に従順な/引き裂かれる身体
  四「おれ」ではない「おれ」の身体
  おわりに
第二章 自他境界=言語化できない欠如の場所-「飢えた皮膚」論
  はじめに
  一皮膚と衣裳
  二脱皮と皮剝ぎ
  三侵入する病と「保護色病」
  四取り入れ/投影
  五「飢え」とは何か
第三章 未完の関係性のために-「人魚伝」論
  はじめに
  一「ぼく」の認識における「人魚」表象
  二ゆらぐ語り、ゆらぐ欲望
  三終わらない語り直し、終わらない関係性
  おわりに-物語を終わらせないこと
第四章 非/実在の影響力-「幽霊はここにいる」論
  はじめに
  一哀悼を奪う装置
  二サバイバーズ・ギルトと代理
  三欲望の継承と死者の憑在
  四「幽霊」からの呼びかけ
第五章 <まなざされる>脆さと加害性-『他人の顔』論
  はじめに
  一顔の傷とルッキズム
  二まなざす権力と見られる客体
  三傷つく「ぼく」の「男性性」、「男性性」に傷つく「ぼく」
  四他人との通路≠傷つきやすさの隠蔽≠見る主体としての回復≠他人の客体化
  五「ぼく」の失敗の物語-脆さの発見
  六「ぼく」の失敗の物語-ひび割れる手記
第六章 <いのち>の境界-『第四間氷期』論
  はじめに-裁かれる「日常的連続感」
  一「生きるに値しない」のは誰か
  二海底植民地が守るもの
  三資源としての境界的身体
  四ホモ・サケル-人間ではない水棲人
第七章 未だ/既に存在しない他者たちへ『第四間氷期』論
  はじめに
  一動物/人間/機械の界面
  二感情のない/傷つくことのない他者
  三代理表象≠感情移入
  四投企としての感情移入-「私」でも「あなた」でもなく
  おわりに-未だ/既に「あなた」が存在しなくても
終章
  一各章の要点
  二境界-オルタナティブな言葉たちの領域