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大島 岳 著 -- 青弓社 -- 2023.11 -- 498.6

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106853443 /498.6/355/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル HIVとともに生きる
副書名 傷つきとレジリエンスのライフヒストリー研究
著者 大島 岳 著  
出版者 東京  青弓社
出版年 2023.11
ページ数 326p
大きさ 21cm
一般件名 エイズ
NDC分類 498.6
内容紹介 ゲイ男性を中心にHIV陽性者百余人と交流し、22人のライフヒストリー、かれらが書いた手記などの史資料から、HIVとともに生きる人々に深く迫る生活史研究。どのような苦悩を経験し、どう希望を模索してきたのかを探る。
ISBN 4-7872-3530-5
ISBN13桁 978-4-7872-3530-5
定価 ¥3400
本体価格 ¥3400

目次

序章 性と病い/健康をめぐるフィールドワーク
  1HIV/エイズについて
  2HIVをめぐる社会学的想像力
  3HIV陽性になるということ
  4HIVをめぐるオートエスノグラフィー
  5フィールドワークとしての日常生活
  6本書の問いと意義
第1章 HIVをめぐる社会学的研究
  1社会的病いとしてのHIV/エイズの歴史
  2HIVとともに生きる人々をめぐる研究の系譜
  3本書の位置づけ
  4本書の目的と意義
  5研究方法・調査概要
  6本書の構成
第2章 フィールドとしての個人
  1ライフヒストリー研究と批判理論
  2病いの語り、病いの軌跡、傷ついた物語の語り手
  3素人専門家(LayExpert)から当事者のより積極的な参画(GIPAPrinciple)へ
  4HIVとともに生きること
  5小括
第3章 当事者から始まるエイズ・アクティヴィズム
  1リヴィング・ポリティクス
  2ゲイ雑誌「G‐men」にみるグラスルーツ・アクティヴィズム
  3「SHIPNEWSLETTER」手記にみるヘルスリテラシー向上実践
  4ピアサポートの変遷と現在的意義・課題
  5地域でのケアの担い手
第4章 スティグマとレジリエンスの社会学
  1HIVに関するスティグマの概念化
  2重層的スティグマと社会的排除
  3レジリエンスへの着目
  4社会的排除からの対抗戦略
第5章 混沌を受容できる場/関係性
  1混沌をライフヒストリーの一部として受容する力
  2親密性と共同性を紡ぐ「愛の技法」
  3小括
第6章 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
  1生きるための理論に向けて
  2ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
  3声なき声としての「混沌の語り」に敬意を払うこと
  4「HIVとともに生きる」とはどのようなことか
  5本書の限界と今後の展望
終章 まとめ