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丹野 清人 著 -- 吉田書店 -- 2023.9 -- 316.81

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106844749 /316.8/870/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル 「外国人の人権」の社会学 増補普及版
副書名 外国人へのまなざしと偽装査証、少年非行、LGBT、そしてヘイト
著者 丹野 清人 著  
出版者 東京  吉田書店
出版年 2023.9
ページ数 11,374p
大きさ 19cm
書誌年譜年表 文献:p353~365
一般件名 外国人(日本在留) , 人権
NDC分類 316.81
内容紹介 複数の在留特別許可をめぐる事件のディテールに踏み込んで「日本に好ましい外国人」のイデオロギーの存在に着目。国家としての日本が、外国人にいかなるまなざしを向けているのか考察する。細かな点まで論じ切った増補普及版。
ISBN 4-910590-14-1
ISBN13桁 978-4-910590-14-1
定価 ¥3500
本体価格 ¥3500

目次

序論 外国人からアプローチする比較人権社会学
  1エティック(etic)論vsイーミック(emic)論と外国人-観察者の目とデータ
  2二つのエティック論・イーミック論
  3歴史学から学ぶデータの扱い方
  4「外国人の人権」を社会学から考察する-本書の構成
  5在留特別許可は移民選別なのか、それともオルタナティブ・ジャスティスなのか
  6「外国人の人権」を認める隠れた論理の解明-増補版での追加の諸章について
  7本書が明らかにしようとする「外国人の人権」とはいかなるものか
第1章 「偽装」日系人の法社会学
  1日本へのデカセギと在留資格取得のための手続き
  2訴状から見えてくる「偽装」日系人問題
  3いかにして入管はA氏を「偽装」日系人と判断したのか
  4A氏代理人弁護士からの争点整理
  5「偽装」日系人問題と手続き
  6裁判所の判断
  7結語にかえて-残され続ける疑問
第2章 外国人少年非行の社会学
  1少年非行と国籍-少年Bの一〇代の生活状況
  2弁護側の主張(1)-家族の崩壊は防がなくてはならない
  3弁護側の主張(2)-退去強制処分は二重の処罰に当たる
  4弁護側の主張(3)-国内治安と家族の比較衡量
  5最後の口頭審理から在留特別許可へ
  6結語にかえて-外国人を受け入れるとは
第3章 LGBT外国人と退去強制の社会学
  1事実の概要
  2双方の主張と一審判決
  3控訴審における双方の主張と控訴審判決
  4国側主張および裁判所の判断への懸念Ⅰ-地方入管局長に在留特別許可の裁決権が委任されていく過程の確認
  5国側主張および裁判所の判断への懸念Ⅱ-実務の実態との関連で
  6我が国は「家族」に包摂されない人の権利を無視するのか
  7結語にかえて
第4章 LGBT外国人と退去強制後の危惧の社会学
  1ブラジルの法制度と社会の乖離
  2ミリシアを産み育む社会的背景と公務員
  3根強く残るホモフォビア・トランスジェンダーフォビア
  4罪と罰の均衡
  5M氏の退去強制令処分の過酷さ
  6憲法三一条および三九条との関係から退去強制処分を考える-退去強制処分が実質的に二重の処罰にあたること
  7結語にかえて
第5章 ヘイトデモ禁止の社会学
  1「桜本」へのヘイトスピーチとコミュニティ
  2異議申立ての端緒を確認する-横浜地方法務局への人権侵犯申告書とヘイトスピーチ
  3人権侵犯被害申告書から垣間見られるヘイトの実態
  4ヘイトスピーチへの対抗がなぜ反戦平和デモになるのか
  5国籍と家族の交錯が新しい地平を拓く
  6結語にかえて-定住外国人が住所地で平穏に生活する人格権は憲法で保障される
第6章 外国人労働者から眺める日本的経営
  1日本式経営とトヨティズム
  2トヨティズムと外国人労働者
  3豊田と外国人労働者
  4外国人労働者と制度の社会学
  5制度の変容から見えてくる地域
  6結語にかえて-「顔の見えない定住化」再考
第7章 「外国人の人権」の社会学
  1なぜ退去強制を迫られるのか
  2安念潤司の「外国人の人権」論
  3入管行政と「行政裁量論」
  4安念「外国人の人権」論vs常岡「行政裁量論」から考える
  5帝国「臣民」に入れ替わった外国人
  6結語にかえて-新憲法下に残される大日本帝国の残滓(=外国人)の未来
第8章 「外国人の人権」再審
  1戦前日本の外国人の在留
  2占領下における外国人の在留と制度の転換
  3在留資格「定住者」とはどのような在留資格か
  4在留特別許可と家族
  5在留資格「定住者」と家族
  6マクリーン判決と現代の在留特別許可
  7在留特別許可義務づけ訴訟と本事件における退去強制の忌避
  8日本が保護すべきとする家族と在留資格
  9結語にかえて-甲と乙の生活は保護すべきものであると考えられる
第9章 在留特別許可を正当化する論理の発見
  1原審東京地裁判決とマクリーン判決
  2在留特別許可と二重の審査基準
  3「外国人の人権」と二重の審査基準
  4結語にかえて
第10章 日本型「外国人の人権」の評価システムを考える
  1なぜ見直さなくてはならないのか
  2公務員の行為と再審情願
  3再審情願と二重の審査基準
  4「外国人の人権」と「朝日訴訟」
  5「外国人の人権」ではなく「外国人を含む人権」で決まる人権の限界
  6日本における「人権の構造」の発見