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田中 裕 著 -- 同成社 -- 2023.4 -- 210.32

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資料コード 請求記号 所蔵館 所蔵場所 資料区分 状態
106814957 /210.32/255/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル 古代国家形成期の社会と交通
著者 田中 裕 著  
出版者 東京  同成社
出版年 2023.4
ページ数 10,426p
大きさ 22cm
書誌年譜年表 文献:p387~417
一般件名 日本-歴史-大和時代 , 古墳 , 交通-日本
NDC分類 210.32
内容紹介 古代日本の国家形成期における交通ネットワーク・システムを主題に、水上交通と陸上交通の複合的な展開によりもたらされる地域社会の変容を具体的に論証。ヤマト王権の広域的組織化の特徴を解明する。
ISBN 4-88621-907-7
ISBN13桁 978-4-88621-907-7
定価 ¥9000
本体価格 ¥9000

目次

序章 本書の目的と構成
  1本書の目的
  2本書の構成と留意点
第Ⅰ部 国家形成期研究への考古学的視角
第1章 「首長墓系譜」研究の成果と問題点
  1考古学の課題としての政治と古墳
  2「首長墓系譜」研究
  3「首長墓系譜」研究の限界
  4「首長墓系譜」比較研究の問題と東日本からの視角の必要性
第2章 国家形成期の社会変化と列島規模に及ぶ交通との関係性に関する研究課題
  1「首長墓系譜」研究からみえた課題
  2地域社会の領域と構造の解明
  3ネットワークの形成過程と交通システムの復原
  4列島の東西比較における環境からのアプローチ
  5本書の課題
第3章 土器編年と古墳編年
  1土器編年と古墳編年をつなぐ必要性
  2古式土師器の編年
  3古墳出土土器の特性
  4鉄鏃・銅鏃の編年
  5土器編年と古墳編年の整合性
第Ⅱ部 地域社会の構造
第4章 前方後円墳の規格と地域社会
  1古墳の規格
  2善光寺平における地域社会論
  3善光寺平の前方後円墳
  4地域内部の規格共有
  5地域社会のかたちと大きさ
第5章 前期古墳の展開と階層構成
  1古墳規模の統計的分布とその変化
  2前方後円墳にみる首長権
  3地域結合体の構造と形成時期
  4弥生時代末から古墳時代前期の地域社会と中期への変化
第6章 五領式から和泉式への転換と中期古墳の成立
  1古墳時代の時期区分と土師器
  2草刈編年にみる前期の土器の伝統性と中期の変化
  3甕にみる五領式の地域性
  4甕にみる和泉式の斉一性
  5甕の斉一化という異常性
  6土器の変革期における古墳構成の変化
  7古墳時代前期から中期への変革
第Ⅲ部 水上交通志向の社会における首長権
第7章 国家形成初期における水上交通志向の村落群
  1環境に対する村落立地の志向性
  2関東水郷地帯における印旛沼西岸地域の位置
  3水上交通志向の村落群
  4列島の環境と水上交通への志向性
第8章 出現期古墳にみる列島の東西関係
  1古墳出現期における列島の東西関係論
  2出現期古墳の副葬品における注目資料
  3鉄剣と鉄槍
  4鉄鏃と銅鏃
  5破鏡と破砕鏡
  6東日本の出現期古墳にみえる東西ネットワークの交錯状況
第9章 前期古墳の壺形埴輪にみる首長のつながり
  1東日本の前期古墳と壺形埴輪
  2壺形埴輪の認識と論点
  3五領式の壺
  4東関東の壼形埴輪
  5壺形埴輪の系譜とその意味
  6壺形埴輪からみたネットワークの特徴
第10章 前方後方墳にみる王権と東日本の関係性
  1「前方後方墳」と「前方後円墳」の用語
  2前方後方墳研究の論点
  3畿内・瀬戸内の前方後方墳
  4二つの前方後円墳と二つの前方後方墳
  5東日本における前方後方墳の二者
  6前方後方墳の背景
第11章 前・中期古墳の立地と水上交通
  1古墳と水上交通の関係性へのアプローチ
  2交通を評価するときの前提
  3東関東にみる海上交通と内水面交通を左右する環境要素
  4茨城県域の主要前期古墳分布と内水面交通
  5東関東における中期古墳の変化と水上交通の拡大
  6交通の拡大と古墳の立地変化
第Ⅳ部 列島規模に及ぶ交通システム成立と組織化の過程
第12章 日本国家形成要因としての交通システムの進展
  1日本国家形成過程における長距離交通システムという視座
  2交通システムを理解する前提
  33世紀から4世紀までの水上交通ネットワーク
  45世紀におけるネットワークシステムの画期としての陸上交通の機能拡大
第13章 古墳時代交換信用システムの成立と進化
  1長距離での交換取引を可能にする仕組み
  2西アジアの「封泥システム」と国家の形成
  3「信用システム」の検討
  4交換における早期の「信用システム」を考える際の視座
  5儀礼・祭祀の共有という観点からみた古墳時代交換「信用システム」の可能性
  6小結
第14章 水上交通と陸上交通の重心移動からみる国家形成史の展望
  1交通をめぐる繊細な環境バランス下にあった古墳時代の列島
  2長距離水上交通システムの要件と組織化の特徴
  3陸上交通システムの始動要件と組織化への効能
  4交通の重心移動がもたらした王と民衆の関係変化とその記憶の作用
  5交通の重心移動からみた国家形成への展望
終章 本書のまとめと展望
  1地域社会のかたちと大きさ
  2外交関係と依存関係
  3東日本に多く発達しうる線状のネットワーク
  4国家形成の分岐点と天皇制への萌芽