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金子 勝 著 -- 筑摩書房 -- 2023.1 -- 332.33

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106794415 /332.3/341/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル イギリス近代と自由主義
副書名 近代の鏡は乱反射する
著者 金子 勝 著  
出版者 東京  筑摩書房
出版年 2023.1
ページ数 314p
大きさ 21cm
書誌年譜年表 イギリス史および帝国研究関連文献:p286~305
一般件名 イギリス-経済-歴史 , 経済政策-イギリス
NDC分類 332.33
内容紹介 国内では財政均衡を追求し、国外では自由貿易を掲げたイギリスは、アジア・アフリカの非資本主義的な経済圏を、いかにして組み込んだのか。経済的自由主義の果たした役割とは。実証的に解明し、イギリス近代像を再考する。
ISBN 4-480-86742-1
ISBN13桁 978-4-480-86742-1
定価 ¥2700
本体価格 ¥2700

目次

第一章 幼稚産業保護
  Ⅰはじめに
  Ⅱ産業革命とイギリス綿業保護政策
  Ⅲ植民地体制再編と輸出向けインド綿業の破壊
第二章 「安価な政府」と植民地財政
  Ⅰはじめに
  Ⅱイギリス植民地財政の急膨張とインドの戦略的地位
  Ⅲ「安価な政府」を支えたインド財政
  Ⅳインド財政への寄生-本国費の実態と背景
  Ⅴ一八五七~五九年の大反乱の軍事財政的帰結
  Ⅵインド内陸開発政策とイギリス綿業資本
  Ⅶ「自由主義」財政の世界史的位置
第三章 名誉革命体制とイギリス近代国家
  Ⅰ「財政=軍事国家」論の登場
  Ⅱ名誉革命体制と統治構造
  Ⅲ土地課税と地方的自律性
  Ⅳ「財政=軍事国家」論の陥穽
第四章 「自由主義」的行財政改革への転換
  Ⅰ地主貴族政による経済的「自由主義」
  Ⅱ一七八〇~八七年の「自由主義」的行財政改革
  Ⅲ小ピットの「自由主義」的行財政改革
  Ⅳ公会計調査委員会の論理構造(一)-公共信託(PublicTrust)
  Ⅴ公会計調査委員会の論理構造(二)-エクィティ(Equity)
  Ⅵ一八世紀後半の地方統治機構再編
  Ⅶ小括
第五章 イギリス近代国家における中央と地方
  Ⅰイギリス近代「自由主義」のアポリア
  Ⅱ近代国家機構創出をめぐる相克
  Ⅲ経済的自由主義とリフォーミズム-穀物法廃止の政治経済学
  Ⅳ小括