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行安 茂 編著 -- 北樹出版 -- 2022.5 -- 133.9

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106751704 /133.9/65/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル デューイの思想形成と経験の成長過程
副書名 デューイ没後70周年記念論集
著者 行安 茂 編著  
出版者 東京  北樹出版
出版年 2022.5
ページ数 292p
大きさ 22cm
NDC分類 133.9
内容紹介 デューイの経験主義の成立に影響を与えた先人達、その過程からデューイは芸術の哲学をどう考え、具体化していったのか。彼の芸術論と宗教論がどのように結びついているかを探る。
ISBN 4-7793-0685-3
ISBN13桁 978-4-7793-0685-3
定価 ¥3700
本体価格 ¥3700

目次

序論 デューイの思想形成と哲学への道
  第1節少年時代のデューイと家族
  第2節デューイと二人の恩師
  第3節ジョンズ・ホプキンス大学大学院時代の研究とモリス教授
  第4節ヘーゲルの影響とデューイの学位論文以後の研究
  第5節ジェイムズ心理学のデューイへの影響
第1部 デューイの思想形成に影響を与えた先駆者たち
第1章 コウルリッジとデューイのつながり
  序芸術体験の楽しさ
  第1節芸術作品からの働きかけ
  第2節ジェイムズ・マーシュ編コウルリッジ『省察への導き』とデューイ
  第3節「悟性」を目覚めさせていく「理性」/「哲学的想像力」:コウルリッジによる説明
  第4節内から沸き起こる命の活力:コウルリッジとデューイが求めたもの
  第5節「想像力が生むビジョン」の力
  まとめ
第2章 デューイにとってのエマソンの魅力
  はじめに
  第1節「民主主義の哲学者」
  第2節講壇哲学への批判と生き方の哲学
  第3節「学ぶこと」と「生きること」の一致
  第4節プラグマティズムの前提としての私の人生肯定
  おわりに
第3章 ジェームズ・マーティノゥの神学的倫理学
  はじめに
  第1節マーティノゥ姉弟の「自由と必然」
  第2節宗教と哲学の異なる領域
  第3節シジウィック『倫理に関する講義』(LecturesontheEthicsofT.H.Green,HerbertSpencer,andJ.Martineau)
  第4節結語
第4章 J.S.ミルの功利主義とデューイ倫理学との関係
  はじめに
  第1節幸福主義
  第2節帰結主義
  第3節総和主義
  おわりに
第5章 初期デューイの思想形成とT.H.グリーンの影響
  第1節デューイのグリーン研究
  第2節「グリーンの道徳的動機論」とデューイの立場
  第3節自我実現の理想から現在の活動へ
  第4節戦後のグリーン研究とデューイ
第6章 パースのプラグマティズム
  はじめに
  第1節科学の厳密性
  第2節連続体の構成
  第3節虚構としての連続体
  第4節蓋然性の考え方
  おわりに
第7章 デューイによるジェイムズ思想の継承と展開
  第1節ジェイムズとデューイの影響関係に関する研究小史
  第2節心理学と論理学
  第3節プラグマティズムの真理観をめぐって
第2部 デューイの思想形成と経験の連続過程
第1章 『批判的倫理学大要』と初期デューイの問題意識
  第1節快楽主義とカント主義
  第2節個性・コミュニティ・共通善
  第3節善い行為と悪い行為との葛藤と現在の活動
  第4節善の諸相と苦闘との関係
  第5節欲求の統一と自我
第2章 『心理学』から『倫理学の研究-シラバス』へ
  第1節『心理学』(1891年)とデューイの立場
  第2節意思・選択・自我
  第3節道徳的行為の二つの要素
  第4節衝動の調停と新しい経験
  第5節衝動の調停と行為・自我
第3章 デューイの成長論と目的・手段の関係
  第1節幼児の成長過程と習慣の学習
  第2節過去の習慣から新しい習慣へ
  第3節目的の実現と手段との関係
  第4節社会生活とコミュニケーション
第4章 デューイはなぜ『哲学の改造』を書いたか
  第1節その背景と哲学の体系化への展望
  第2節過去の失敗と現在の成長
  第3節成長とは何か
  第4節デューイの社会哲学と民主主義
第5章 『人間性と行為』と現在の活動としての善
  第1節デューイが『人間性と行為』を書いた背景
  第2節手段としての習慣
  第3節施回心軸としての衝動と新しい習慣形成
  第4節活動としての善とその質
第6章 『公衆とその諸問題』とコミュニケーションの拡大深化
  第1節初期デューイの社会観
  第2節ローカル・コミュニティの衰退とその時代背景
  第3節「大きなコミュニティ」を創造する条件とコミュニケーション
  第4節コミュニケーションの拡大深化と芸術・宗教
第3部 デューイの芸術論・宗教論と経験の美学
第1章 デューイの芸術論とこれを基にした学校の芸術教育
  第1節芸術論の特徴
  第2節学校の芸術教育
  第3節質の理論としてのデューイの芸術哲学を基にした芸術教育
第2章 デューイの民主主義による芸術教育論とその再評価
  はじめに
  第1節文化の民主化に向けての芸術教育の課題
  第2節芸術教育の民主的文化に資する働き
  第3節芸術教育によって醸成される民主的文化の特質
  第4節今後に向けて
第3章 デューイの芸術論と宗教論の特徴と経験としての共通性
  第1節芸術的経験と「宗教的なもの」の源
  第2節芸術論
  第3節宗教論
  第4節芸術論と宗教論の経験としての共通性
第4章 デューイの美的経験とエネルギーのバランス
  第1節『経験としての芸術』とデューイの美的経験
  第2節経験の動物的基礎と意識
  第3節芸術作品の制作過程とエネルギー
  第4節経験の美的質と能動・受動の相互作用
第5章 デューイ宗教論の特質
  はじめに
  第1節宗教と宗教性の区別
  第2節宗教批判
  第3節自然の限界内における神
  第4節「リベラル派」批判
  第5節「リベラル派」の反論
  第6節科学礼讃
  第7節理想や価値の根拠づけ
  第8節二元論の克服
  おわりに
第6章 デューイの宗教論における理想と現実との統一と間隙の問題
  第1節デューイの問題意識と宗教観
  第2節デューイは神をどう考えたか
  第3節デューイは信仰をどう考えたか
  第4節デューイの芸術論と宗教論との接点