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藤野 彰 著 -- 日本評論社 -- 2022.1 -- 222.074

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106730195 /222.07/243/ 県立図書館 一般開架 和書
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タイトル 客家と毛沢東革命
副書名 井岡山闘争に見る「民族」問題の政治学
著者 藤野 彰 著  
出版者 東京  日本評論社
出版年 2022.1
ページ数 14,518p
大きさ 22cm
書誌年譜年表 文献:p488~508
一般件名 中国-歴史-近代 , 中国共産党 , 客家
NDC分類 222.074
内容紹介 江西・湖南省境の井岡山から始まった毛沢東の農村革命。根拠地の主要な族群(エスニック・グループ)であった客家(ハッカ)と革命の関係性を切り口に、中国共産党に特有の思考径路と政治的論理を明らかにする。
ISBN 4-535-52591-7
ISBN13桁 978-4-535-52591-7
定価 ¥6000
本体価格 ¥6000

目次

序章 「客家と革命」をめぐる検討課題
  一中国革命の中の客家
  二「官方歴史学」と客家
  三客家にまつわる疑問点
  四客家の鬱屈と自己主張
  五本書の視点と先行研究の問題点
  六史資料と研究方法
第一章 毛沢東と客家の邂逅-井岡山の「山大王」との同盟
  一毛沢東式農村革命の起点
  二根拠地の「特殊」部隊
  三革命闘争とアウトロー
第二章 パンドラの箱-土籍と客籍の永年抗争
  一井岡山のエスニック矛盾
  二「土籍の党」対「客籍の銃」
  三革命陣営から見た客家の特性
第三章 「土匪首領を殲滅せよ」-モスクワからの指令と井岡山の動揺
  一六全大会決議と袁王問題
  二袁王政策をめぐる内部対立
  三袁文才逃亡事件の波紋
第四章 仕組まれた赤色テロ-土客籍矛盾の暴発
  一機関決定された袁王殺害方針
  二事件前夜の毛沢東
  三袁王殺害と客籍民衆の離反
  四『彭徳懐自述』の虚実
第五章 毛沢東の「不都合な事実」-袁王への対応の変化
  一袁王事件の原因と責任
  二毛沢東の対応をめぐる矛盾点
  三「異分子」排除-分水嶺の一九二九年
終章 中国共産党政治とエスニック問題
  一トラウマの根拠地-革命史における袁王事件
  二革命イデオロギーと客家
  三毛沢東の「客家」社会調査
  四「語られる客家」と「語られない客家」