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桑原 夏子 著 -- 名古屋大学出版会 -- 2023.12 -- 702.099

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資料コード 請求記号 所蔵館 所蔵場所 資料区分 状態
106892052 /702.09/122/ 県立図書館 一般開架 和書 貸出中
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タイトル 聖母の晩年
副書名 中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜
著者 桑原 夏子 著  
出版者 名古屋  名古屋大学出版会
出版年 2023.12
ページ数 7,711,166p 図版16p
大きさ 22cm
並列タイトル The Last Days of the Virgin Mary:A Genealogy of the Iconographies in Medieval and Renaissance Italy
書誌年譜年表 文献:巻末p53~76
一般件名 キリスト教美術-歴史
NDC分類 702.099
内容紹介 聖書には聖母マリアの死の記述はない。しかし、マリア崇敬の高まりとともに、晩年伝の多様な図像が生み出されてきた。地中海圏の聖堂壁画からドゥッチョやジョットらの作品まで、マリアの最期をめぐる美術史をよみがえらせる。
ISBN 4-8158-1141-9
ISBN13桁 978-4-8158-1141-9
定価 ¥15000
本体価格 ¥15000

目次

序章
  はじめに
  1本書のアプローチと構成
  2聖母の晩年についての関心の芽生え
第Ⅰ部 図像の生成と地中海圏
第1章 聖母の晩年にまつわる最初期の作例群
  1イコノクラスム以前の作例
  2イコノクラスム以後
  3イコノクラスム前後の「聖母のお眠り」図像
  4現存最古の聖母晩年伝壁画
  結び
第2章 聖母晩年伝表象に対する躊躇と欲求
  1西欧中世における聖母の晩年に関する議論
  2西欧中世における聖母の晩年にまつわる図像の登場
  3聖母の晩年の物語のシークエンス化
  4東と西の間で
  結び
第3章 一三世紀末イタリアにおける聖母晩年伝の開花
  1一三世紀イタリア社会の経糸と緯糸
  2意味内容のアップデート
  3フランシスコ会と聖地への憧憬
  4新たな聖母晩年伝図を目指して
  5聖母の都市とカンパニリズモ
  6悼みと希望
  結び
第Ⅱ部 ドゥッチョとジョットによる刷新
第4章 シエナ
  1ドゥッチョの《マエスタ》
  2シエナとそのコンタードにおける聖母マリア表象の展開
  3聖母マリアのマントの下で
  結び
第5章 ジョットの衝撃
  1南イタリアの事例
  2北イタリアの事例
  3中部イタリアの事例
  結び
第Ⅲ部 図像と機能の樹形図
第6章 震源地ローマ
  1モンツァの祭壇用衝立とウンブリア地方作例群
  2マッテオ・ジョヴァンネッティによるヴァチカン宮殿装飾事業
  3ラクイラ近郊フォッサ、サンタ・マリア・アド・クリプタス聖堂
  結び
第7章 聖なる空間と政治的空間における機能
  1フランシスコ会の瞑想と理論武装
  2図像の転生
  3政治的メッセージと宗教実践のハイブリッド
  4万華鏡の中の万華鏡
  結び
終章
  1古代末期から中世、そしてルネサンスへ
  2傍らの聖母
  3天にあげられる聖母